ここ数年、もう3年ほどになりますか、旅に出たときに心掛けていることがあります。
それは、旅先でお寿司を食べること。
それも、できるだけ本格的で、カウンターに板さんと面と向かうようなお店に伺い、その土地の、その時期の、旬の美味しいネタを頂くことを心がけている。
そんな「すし」の話。
こちらまるみさんは穴子寿司で有名な、車で小一時間圏内のお寿司屋さん。近すぎるので、お昼か持ち帰りしか利用したことがないですが、しっかり味がしみて美味しい逸品です。
このように綺麗に包装していただいていると、手土産などにもおすすめですね。
さて。



こちらは都内、九段下。今までで、一番凛としていた店構えとカウンターだったと思います。6〜7名ほどでいっぱいのフロアだったように記憶しているのですが、綺麗に整えられた雰囲気/印象を持ったこと覚えてます。あとで調べてわかったことですが、大変歴史あるお寿司屋さんであったこと。創業150年、5代続く老舗です。つまみから始まり、握りをいただきましたが、ツマミの一品一品が整っており、素晴らしい1席であったと思います。
寿司って漢字
日本語って面白いですね。「すし」をいろいろな文字で表現している。
関西、大阪では「鮓」だそう。あまりピンと来ないのですが、Wikiさんにはこのように書かれております。
「すし」には「寿司」「鮨」「鮓」などの字が使われる。このうち「寿司」は好字を使った当て字である。「鮨」「鮓」はいずれも、本来は別の魚料理(「鮨」は「うおびしお」、「鮓」は「つけうお」、より詳しくは寿司#歴史へ)を意味し、「すし」の意は国訓である。
「寿司」と言う表記は、京都で朝廷へ献上することを考慮し使われるようになった。江戸では「鮨」、大坂では「鮓」の字が使用された[2]。
私は「すし」と書くと、馴染みのある感じは「寿司」なのですが、当て字だったのですね。関西・大阪では「鮓」とある。う~ん、せっかくなので覚えておこう。
どうなんだろう、みな同じ感覚なのかな。


こちらのお店は、佐賀に初めて泊まったときにお伺いした1席。年末の営業最終日でした。カウンターの席よりいただきましたが、目の前で作業する、若い板さんの熱心な仕事に見入っていました。店の奥は座敷だったのでしょうか、ゆっくるとした空気が漂っています。
勝手なこだわり
(個人的に)和の食の筆頭と思っている「寿司」はいろいろな趣きがあります。
ツマミの配慮、手間や趣き、ネタの提供の順序、そしてそこにお店の考え・気配りなども垣間見ることができ、そして何より、その土地柄や季節感、旬などをも感じ取ることができる。そんな引き出しの多い食事だと思うのです。
旅で接する食は、その土地土地の旬の味で、できることなら寿司がベストですが、訪れる全て、そのようなお店に出会えるとは限りません。ましてや、懐も制限あるので、いつもというわけにはいかないですよね。
また、サラリーマンである故、年末年始の他、連休・週末といった一般的な時間のなかでの旅になると、どうしてもお店が休店のことが多くなりがち。この時間軸で活動する場合、お店ってお休みだったりすることが多いのが実状です。
そこで、このところ、宿の食事に頼ることも、少しづつですが増えてきたかなと思います。でもやっぱり、すしをいただきに、調査探索していかないとと思うのでありました。
3年前の年末に伺ったお店です。地元では有名なのでしょうか、年末でしたが多数お越しの人気のお店です。隣りに座ったご夫婦とお話をするなか、地元の温泉の話になり、白石には是非行ってみて。と伺い、その後、昨年に青根温泉にいってきました。大変落ち着いた温泉街であり、いいお宿です。
最後に「巻き」を頼むんです
何度か訪れると、その店のペース、配慮。飲み物の銘柄、大将の知識などを見聞きし、そしで自分で咀嚼することで、またイメージが膨らみ、キャッチボールになってきます。
そのなかで、自分がこちらの店で教えていただいた巻、「鯖刈り」(字、あってる?)なるものを教えてもらいました。
2017年の1月に訪問しています。出張の下見の翌日、帰りを遅らせ、こちらの寿司をいただくことにしました。
そして、こちらに伺ったときのインスタ。うまかった。
大将の気配りが行き届く、ゆっくりとしたお店。最後に大将の巻き、オススメをお願いしたところ、右下の『鯖がり』がかなりの良。覚えておこう。
北海道では、こちらにも。千歳駅から徒歩10分かな。この頃、よく仕事で北海道に言ってました。
最後に巻きをお願いした。「北海道の方ですか?」いいえ、との返事でこちらの巻き物。『涙巻き』 → 胡瓜、紫蘇に山わさび。良い締めになりました。良いお店です。
美味しいことが、どんなウンチクより重要!
でも、やっぱり「美味しい」雰囲気を含めて、心から美味かった。お金だしても、もったいなくないな。と思い、帰ることができるかなのかと思う。