もう新年から3ヶ月を要した今、このような更新は少し乏しいですが、今回の投稿で一旦区切りをつけます。
今年の年末年始の旅は、少し天候に恵まれず、曇天でしたね。さて、来年は何処に?
素晴らしい朝食を堪能!
宿泊はこちら、吹上温泉・みどり荘さんです。 敷地の中央に池を有し、その一方に宿泊棟を有する源泉かけ流しの旅館です。前日の夕食は、美味しくかつ配慮に富んだ持て成しあるものでした。
さて、新年も迎え、年始の朝食。おせち料理です。
新年の昆布「喜ぶ」ですね。スルメは?と調べてみると、こういった解釈があるようです。
祝い事を表す縁起もの
「寿留女」の字をあて、結納の品として使用され、めでたい祝儀の膳に欠かせない品。
一人ひとりに対して一つづつ。これらを宿泊者、全員に振る舞われました。心遣いがにくい。
さて、新年の朝食の始まりです。
「喜ぶ(よろ・こぶ)」のあとは、「目出(めで)鯛(たい)」。一人ひとりに鯛の尾頭付き、塩焼きです。他、昆布巻・黒豆・なます・田作りと、もう朝から食べきれ・・・ました。。。(-_-;) トホホ…
新しい一年を、この地で迎え、この地で祝う。お宿の心遣いを感じる朝食です。
お赤飯もあります。お米がしっかりしており、もち米のモチモチ感も伴い、食感が良かったです。
当然、お雑煮もあります。
お雑煮って、地元色の強い食べ物だと思いますね。私の地元、関西は味噌仕立て・出汁仕立て・すましなど、地域性が多彩だと思うのですが、こちら南国九州は鹿児島のお雑煮を初めていただきました。
調べてみると、鹿児島のお雑煮は海老がキーワードのよう。確かに、エビが入っていました。美味しゅうございます。
最後、目出鯛より、「鯛の鯛」を残し、ご馳走様でした。
食事の後、ひとっ風呂としたあとは、チェックアウトの身支度をする中で、押入れにあった逸品を見つけました。こちらのお宿の象徴でしょう。
「細やかな人情と素朴ないで湯に心ゆくまでおひたりください。」
吹上温泉 みどり荘
ありがとうございました。チェックイン後に南下します。
最南端の駅 枕崎
曇ってますね。確かに、南国でも肌寒い日であったと思います。最南端ですので、新年元日とは言え、写真を撮る観光客が多く見受けられました。
学生の時、バイクで北海道を回ったとき、舞鶴から小樽へのフェリー到着の当日、最北端まで走ったあと、最北の地・稚内にも訪れたことがあります。その時は、何か興奮してたのか、道中あまり思い出がなかった。ただ、淡々と道内を回る中で、「とほ」という民宿を小冊子にした毎年更新の宿泊バイブルがあり、先輩とともに持ち回り、後輩に引き継ぐという文化があったことを思い出します。
この地は沖縄を除くと、本土最南端と。
釜蓋を頭に乗せて。
初詣です。地元の方が多数見えておられます。
前に書きました人吉から霧島への途中に立ち寄った西芳香園さんの女将さんにお茶をお呼ばれし、お話の中で伺った訪問先です。
鹿児島の薩摩半島の南端、海に突き出た岩礁の上に鎮座する釜蓋神社。
武士道・勝負の神様のスサノオノイコトを祀っていることから、多くのアスリートや芸能人がここぞの勝負前に訪れており、なでしこJAPANがW杯で優勝したときもここに参拝にきたのだとの記事もありました。
面白い参拝の方法として、頭に釜蓋を乗せ、鳥居から拝殿までの約10mを落とさず歩くことができれば、願いが叶うと言われています。
初詣でもあったので、1組挑戦されている方が見えた以外、皆さん早々とお帰りでした。
私も次の機会とし、後にします。
鹿児島最南端より
開聞岳(かいもんだけ)は、鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する標高924mの火山。1964年(昭和39年)3月16日に、霧島屋久国立公園に指定された[2] 。日本百名山[3]、新日本百名山[4]及び九州百名山に選定されている。山麓の北東半分は陸地に、南西半分は海に面しており、見事な円錐形の山容から別名「薩摩富士」とも呼ばれる。所在地は鹿児島県指宿市。
出典: 開聞岳 - Wikipedia
指宿枕崎線の頴娃(えい)駅からの眺望。絵になります。
最後に。
ここ数年、旅先は九州か東北に訪れることが多いなと思います。共に巡礼先で訪れる先があること、温泉が多いこと、人がいいことなどが、共通項かと。
今回の初の試みは、新たな巡礼を開始したことと源泉かけ流し巡り。 今後継続して訪れることとなるでしょう。
(了)